ライから1時間半ほど走る。途中から海岸線にでて丘陵の道を走るので海と丘の景色を楽しめた。そして、セブンシスターズにくる。といっても７つの崖があるので、実際にはすべてを見る事は時間的にできない。その中でも観光向けに海岸線が整備せれているイースト・ボーンというところで降りて断崖の景色を見る。
セブン・シスターズは、イングランド南部イースト・サセックス州にある白亜系チョークからなる海食崖である。緩やかな起伏の丘が削り取られて形成された白い崖が連なる様子からその名がある。イングランド南岸の都市シーフォードとイーストボーンの間に位置しており、イギリス海峡に面している。
階段を降りて海岸にでて右左を眺めると白亜（実際は茶色かかっている部分が多い）の断崖がそそり立っている。上の方には人もいるので草原を歩いていけるのだ。ただ柵も何もないので安全面では保証もないようだ。海岸沿いに数キロも続いているとうが時間的には当然行くことはできず、ほどほどで引き上げる。海岸で石を拾っている人もいたが、何でここでとも思うのだ。
そして、一路ロンドンまで２時間４０分かけてホテまで戻る。途中でトイレ休憩は1回した。戻ってからロンドン中心部まで観光に行くには疲れているし、近くで軽く食事を済ませて、帰る支度となった。
少し急な坂を歩き、1561年建造と歴史ある時計台のあるセント･メアリー教会に行く、この塔からの眺めがいいというので登ることにした。木造の階段もありやや注意がいる狭い場所を歩くのだ。中世の姿を留めて時の流れが止まったままのような町で、歴史的な建造物がたくさん残っている。
通りにマーメイド・インという建物がある。１５世紀の建物で、ここはかつての海賊達の拠点だった。海賊と言うと悪い奴という印象だが英国のお墨付きをもらっていて、海峡を行く敵国 フランスの商船等を襲うのが職業なので言わば軍人のようなものだっとという。
町並みを散策するほどの余裕もなく素通りで駐車場に戻った。
6:30～7:00 ｽｸﾗﾝﾌﾞﾙｴｯｸﾞ､ｳｲﾝﾅ、ﾏﾈ､ﾊﾟﾝ､ﾊﾟﾝｹｰｷ､ｼﾘｶﾙ､ﾖｰｸﾞﾙﾄ､ﾊﾞﾅﾅ､ｺｰﾋｰ
8:30 発
9:50～11:40 ｶﾝﾀﾍﾞﾘｰ 大聖堂、散策
12:00～13:00 昼食 ﾄﾏﾄｽｰﾌﾟ､ｼｭｰｸﾘｰﾑ風ﾋﾞｰﾌ､ﾆﾝｼﾞﾝﾑﾗｻｷｷｬﾍﾞﾂ､ｲﾁｺﾞｹｰｷ､ｸﾛ
13:05 発、14:00～15:00 ﾗｲ村 教会、16:20～16:50 ｾﾌﾞﾝｼｽﾀｰｽﾞ
18:15～18:3 ﾄｲﾚ休憩、19:30 ﾎﾃﾙ、19::30～20:00 ｽｰﾊﾟｰ
いよいよイギリスの旅の観光も最終日となった。この日は一日自由行動日で、ロンドンの博物館・美術館巡りやオペラ観覧、２階建バスで市内遊覧など行くところはいろいろある。しかし、オプションで南イングランドツアーが設定されていて、知らない土地に行くようなので参加した。
バスで1時間半走ってカンタベリーにくる。イングランド南東部ケント州東部に位置するシティ・オブ・カンタベリーの中心エリア。中世から代表的な巡礼地として栄えてきた。青銅器時代や新石器時代の遺跡が発見されており、それらの時代から人が定住していた証拠がある。ローマ軍による占領後、この町に要塞が設けられた。
5世紀中ごろにアングロ・サクソン人が、この地域を制圧した。597年に教皇グレゴリウス1世の命を受けて修道士アウグスティヌス（のちのカンタベリーのアウグスティヌス）を中心して修道士団がブリタニア伝道に赴く。ケント王国（いまのケント州）の王エセルバートは彼らを好意的に迎え入れ、布教に助力したことから、ここがブリタニア布教の拠点となっていく。
601年に修道士アウグスティヌスが初代カンタベリー大司教に就任。以来、カンタベリーはイングランドのキリスト教の中心地になる。その後ノルマン・コンクエストなど、イングランドの波乱の歴史の中にあっても、カンタベリーは大司教座のある町として権威を高めていく。
その後、国王との対立など波乱の歴史があるが、1559年のエリザベス1世の「統一令」によってカンタベリー大司教座はカンタベリー大主教座と改められ英国国教会の総本山の地位を獲得することになる。現在の人口は４．5万人とある。
バスはカンタベリー市街中心地近くの駐車場に停まり、大聖堂に行くことになる。カンタベリー大聖堂は、カンタベリーに残る他の二つの重要なキリスト教建築物、聖オーガスティン修道院と聖マーティン教会とともに、ユネスコの世界遺産に登録されている。という。
現在の建物は1070年から1180年にロマネスク様式、1379年から1503年にかけてゴシック様式で建設された歴史的建造物である。歴代の建築技術を採用した混合の建物になる。
大聖堂の見学の後は、カンタベリーの中心商店街を自由散策する。この時もあいにく小雨が降っていて、多勢の観光客の群れもあり、歩き回るのは最小限で止めた。ショッピングするとしてもほしい物は特に決めていないのでもういいかという心境もあった。