またこの広場は政治演説をする人が多いことでも有名で、週末には何らかの集会が行われていることが多い。凄い人出で何をするために来たのか、騒いでいる群衆が多い。ここで夜までまで待つのだろうか。観光客よりもイギリスの人が多いようだ。
正面にはナショナル・ギャラリーの入り口へ続く階段がある。東側はセントマーティンズ教会。南東方面はアドミラルティ・アーチに隣接している。南はホワイトホールとサウス・アフリカ・ハウス、北はチャリング・クロス・ロード、西にはカナダ・ハウスがある。とあるが名前を見ても判らないのだ。
まずはナショナル・ギャラリーに入ることにする。1824年に設立され、13世紀半ばから1900年までの作品2,300点以上を所蔵している美術館で入場は無料なのだ。
初期のコレクションは個人からの寄付によってと、その当時の館長たちが購入したものが3分の2を占めている。その結果、他のヨーロッパ諸国の国立美術館と比べてコレクション数は多くはないが、西洋絵画が大きな革新を見せた「ジョットからセザンヌまで」美術史上重要な絵画が収蔵されている。という。
ラファエロやミケランジェロ、ゴッホのひまわり、セザンヌの水浴図など多彩に展示されているが、すべてを見るには大変なので飛ばし飛ばしに観賞したことになった。
その後はナショナル・ポートレート・ギャラリーを見て、広場で休憩し集合場所までゆっくり散策したり、ショップで土産品を見たり、喫茶店で飲食して迎えのバスが来る時間まで楽しんだ。ホテルが市内の近くにあると、もっとゆっくり散策もできたのだが残念だった。
迎えのバスに乗ってホテルに戻り、近くのスーパーで買い物をしてゆっくりできた。
食事後はグリニッジに向かう。バスで45分程度でロンドンの南東部に位置する。グリニッジと言えば天文台で有名だ。ロンドン郊外グリニッジ地区のテムズ川河畔グリニッジ・パーク内に存在する。1675年にイングランド国王チャールズ2世が設立した王立天文台。観測機関としての王立天文台は1990年にケンブリッジに移転し、現在は観測拠点としての機能は終えた史跡である。
1851年に本館（当時）に子午環を設置し、窓の中心を基準として観測を行い、この地点（グリニッジ子午線上）の平均太陽時であるグリニッジ平均時を定めていた。その後、世界共通の経度の基準（経度0度、本初子午線）と定められ、世界の経度および時刻の基準を担っていた。1833年に設置された報時球は現在も稼働している。そしてグリニッジ天文台の中庭の地面には、グリニッジ子午線を示すステンレス製の帯が埋め込まれている。
子午線を跨いでの写真を撮るのが観光客の人気でズラリと行列があり、並ぶのは止めて天文学や航海術に関する道具を集めた博物館を見学する。そして外にでて高台にあるので眺めがよくて、眼下に建物群や市街を見渡せる。
ここの見学は３０分程度でバスでロンドン市街に戻る。そして自由行動でバスでホテルに戻るか、中心部で散策し食事をして迎えのバスで戻るかなど各自の選択になる。
大英博物館は世界最大の博物館のひとつで、美術品や書籍や略奪品など約800万点が収蔵されている（うち常設展示されているのは約15万点）。収蔵品は美術品や書籍のほかに、考古学的な遺物・標本・硬貨やオルゴールなどの工芸品、世界各地の民族誌資料など多岐に渡る。常設展示だけでも一日で全てを見ることは不可能である。
1759年の開館で、収蔵品には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものも多く、独立国家が多くなった現在では文化財保護や宗教的理由から国外持ち出しが不可能な遺物も多い。しばしば収蔵品の返還運動もおこされている。という。
イギリス人自身にも「泥棒博物館」や「強盗博物館」などとも揶揄されるが、反面、大英博物館に一堂に会したことで研究が進むこともある。またたとえばパルテノン神殿の彫刻については、13世紀に神殿がキリスト教の教会に改装された時点ですでに散逸が始まっており、ギリシャ政府にとっての文化財保護の観点は比較的最近提起されたもので、大英博物館による収集が散逸に一定の歯止めをかけたともいえるのだ。
ともかく調べだすと時間がかかるばかりであり、歴史の勉強をする訳でもないし後は省略する。
8:30発、9:50～10:20 ﾊﾞｷﾝｶﾞﾑ宮殿、10:30～11:50 大英博物館
12:00～12:45 昼食 ｱﾌﾀｰﾇｰﾝﾃｨ ｽｺｰﾝ､ｻﾝﾄﾞ3ｼｭ､ﾌﾟﾘﾝ､ｹｰｷ､ﾁｮｺ､ｺｰﾋｰ
13:00発、13:40～14:20 ｸﾞﾘﾆｯｼﾞ、
15:40～18:35 ﾛﾝﾄﾞﾝ市内散策 途中 ﾊﾝﾊﾞｰｶﾞｰ、ﾋﾞｰﾙ
18:35～19:30 ﾊﾞｽ周辺で待つ、 20:20ﾎﾃﾙ、20:20～21:00ｽｰﾊﾟｰｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞ
１０日目はロンドン市内観光とグリニッジ天文台に行く。ロンドンは見る場所は多数あるのだろうが３時間程度なので、バスで市内を回る方が多い、しかも渋滞でスムーズに進まないのである。駐車場所もないのでバスは離れた所で待機するので、乗る時にも呼んでからくるので時間もかかってしまう。 運転手さんも待機する場所探しと呼ばれてくるタイミングに苦労するのだろう。でも、渋滞で遅れてしまう。
ロンドンについては知られた場所でもあり説明は簡単にするが、訪問先はウエストミンスター寺院やロンドン塔、ビックベンなどは遠く車内から見るだけで反対側の席に座っているとよく見られない。バッキンガム宮殿は前で写真タイムのみ、大英博物館のみ入場した。博物館・美術館などは入場が無料なのだ。
ロンドンはテムズ川河畔に位置し、2,000年前のローマ帝国によるロンディニウム創建が都市の起源。ロンディニウム当時の街の中心部は、現在のシティ・オブ・ロンドン（シティ）に当たる地域にあり、中世以来その範囲はほぼ変わっていない。19世紀以降、「ロンドン」の名称はシティの市街壁を越えて開発が進んだシティ周辺地域をも含めて用いられている。人口は８２０万人でイギリスの１３％になる。
ホテルは郊外で離れていて、中心部にでるのに渋滞で１時間２０分かかった。バッキンガム宮殿前は多勢の観光客で衛兵の近くまで行く時間もなかった。イギリスの名物で観光イベントになっている衛兵交代式は、午前11時30分で時間的には早くてダメだった。
バッキンガム宮殿は、約1万坪の敷地に、舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室や図書館等が設置されている。部屋数775もあり、宮殿に勤務する人は約450名、年間の招待客は4万人にもなるという。王族たちを補助する侍従50人は同じ宮に住み込み、その他の侍従達は王室厩舎であるロイヤル・ミューズ に寄居する。人件費は13億円である。とある。