18:10空港、18:40～19:20 夕食 ﾎﾟﾃﾄ、ﾋﾞｰﾙ
20:50集合、21:00待機、21:35搭乗、22:05離陸、
23:45ﾒﾘﾀﾞ空港着、0:05荷物受け取り、0:15ﾊﾞｽ発
0:35 ﾎﾃﾙ ハイアットリージェンシー メリダ
（15）. グアダルーペ聖堂
テオティワカン遺跡からは、メキシコシティの市街地に入ると渋滞がひどくなるのでバスで２時間強かかった。
メキシコシティに戻ってきているのだが方向はよく判らない。次に空港へ行くのでその行程を考慮してのことだろう。飛行機の時間見計らいで調整できるように時間配分をしているようだ。
事前にもらっている予定表はぜんぜん役立たない。添乗員さんも最初から順番も時間記載もデタラメだと言っていた。
予定作成者が机上で書類を元に作成するのだろうが、現地を踏査していないことは明らかだ。現地の旅行会社との連携は上手くとれていないということだ。
まあよくあることで添乗員さんの報告書で指摘されると思うが、このツアーは初回ではなく前にも実施されているのだが、修正まで手が回っていないのだ。
メキシコシティの最後の訪問地は、グアダルーペ寺院で、16世紀かつてアステカの神殿があったテペヤックの丘に建てられたカトリックの寺院。
聖堂は3ケ所にあって、丘の上の方には１５５６年に建造されたグアダルーペカトリック寺院小聖堂がある。石段を上っていくのだがここは行かなかった。
それよりも丘の下に一段高い所があって石像がある。グアダルーペの奇跡として寺院の発祥になった所以だ。
1531年12月先住民ファン・ディエゴの前に褐色の肌の聖母マリアがあらわれ、聖堂を建てるように告げた。ディエゴはこのことを司祭に何回か伝えたが信じてもらえなかった。
そして訪れた丘で聖母マリアは出現を証明するために、バラの花束をマントに包んでもって帰り、信用しない司教達に見せるよう指示した。
司祭に届けるとマントに褐色のマリアが現れた。冬には咲かないバラ、マントに浮かぶマリアの絵を見た司祭は奇跡を信じ、この地に寺院を建てたという。他にも別の見方など諸説があるようだ。
カトリック教会は、グアダルーペの聖母への信仰が、キリスト教が入る以前のアステカの女神、トナンツィンと関連したものだと考えた、聖母が出現した丘とは、もともとトナンツィン女神の信仰の中心地であった。
しかし教会は、インディオ達がキリスト教を受け入れやすくするために、古来の宗教がキリスト教と共存することをある程度許容した。
16世紀末頃から17世紀の初めには、聖母によって重病人が回復する奇蹟がたびたび起こり、聖母への信仰はどんどん強まっていった。
そして17世紀には、この「褐色の肌の聖母」はあらゆる階層の人々の信仰を集めて、メキシコの民族主義の象徴ともなっていったとある。
この聖母像は後で作ったものだろうが、バラの花も近くに植えてあった。次に１７０９年建造のグアダルーペカトリック寺院旧聖堂の前に戻る。
この聖堂は地盤沈下のために傾いている。地面が傾斜しているのだ、メキシコシティではこういう建物や道路は多いという。
いずれは補強も限界がくるのだろう、近くに2万人収容可能な新寺院が1976年に建造さている。現代建築のため、円形でスポーツセンターのようで寺院らしくないのだ。
この新聖堂に入場するが、褐色の聖母マリア像が浮かび上がったという奇跡のマントが新聖堂にあるのだ。
訪れた人が等しく参拝できるようにと、聖母の絵の前は動く歩道になっている。５メートルほどで片側２線あり、すぐに戻りの歩道で戻れるのだ。
写真は可能なので歩道上で撮れる。一杯の人がいて観光客は皆なお祈りでなく写真を撮る方に夢中だ。
＊ 日程的に切れるので、短いがここで３日目分が終わる