上高地（秋）３

　　既に、大半は乗っていた。予定時間ぎりぎりに最後のおばちゃんが乗って出発する。帰りは、きた時の道を反対に高山市に向かい、中部循環道から東海北陸道に出て、ひるがの高原ＳＡでトイレ休憩し、ひたすら走るだけだ。バス内でお腹も空いてきたのでパンを食べて、少し居眠りしているうちに名神に入り、黒丸Ｐでトイレ休憩しスムースに吹田ＩＣから新御堂筋経由で梅田に、梅田近辺は信号も多く長く迂回するので少し時間がかかったが、大阪駅のガード下で解散になる。バス乗車時間の長いミニ旅だったし、雨で寒いので条件は決してよくなかったが、目的の上高地大正池から河童橋を歩いたので、まあ満足と思うべきか。
来年も行けたらということになるが、上高地で宿泊して朝早くから人も少ない時間の風景を目に入れたいものだ。

　でも、次々とくるので場所を空けてあげる方がいいと再び歩きだす。もう河童橋が見えてきて、その近くで写真を撮る人も多い。五千尺ロッジも一杯だ。少し中を見るが通れないくらいに混んでいる。河童橋を渡り、ビジターセンターに寄る、写真家による上高地の写真パネル展示がしてあって、しばし眺めてこういう景色もあるのかと認識も新たな場面もあった。

　ここから五千尺ホテルの売店を見てバスターミナルまで行き、インフォメーションセンターで休憩、しばらくパソコンで案内画面を見る。実際は20分弱しかいなかったが、予定の20分前あたりで、バスターミナルに100台近く停まっているバスの中で乗るバスを探す、偶然に案内している添乗員さんに会い、バスの駐車場所を教えてもらいバスに向かう。　　　

３．上高地を散策して帰途につく　　

穂高橋を渡って反対側の梓川沿いを歩くと温泉ホテルが左手に見えてくる。日帰り温泉もしている上高地温泉だ。その横は清水ホテル、少し過ぎるとウエストン碑がある。日本アルプス登山の開拓者ウオルター・ウエストンのレリーフがある石碑がある。この前で写真を撮る人がおおくて人の入らない写真を取りにくい。離れて望遠で上の方を撮ることになった。

　ここを通って少し歩いた所にトイレがあり、小休止する。そして、屋根付きベンチのあるミニ公園がそばにあったので、ここで昼食とする。ホテルで昼食を摂ることも検討していたが、パンが残っているし、持って帰るのも勿体ないので、朝食はたっぷりでお腹もそう空いていないということ決めた。

　上高地には結構、食べる場所があるがきている人が多いので、一杯になっていたり、長く待たされたりは適わないので、食べ物持参でどこでも食べれるようにしておくのが賢明だ。でも、一番行きたかったのは帝国ホテルだろう。しかし、雨で人も多いと思い敬遠した。食事後は、川沿いを歩いていくとアルペンホテルが見えた、ここはコーヒーがセルフで気楽に飲めると聞いていたので立ち寄る。

　雨も降っているのでしばしの雨宿りでもある。ロビーには結構人がきていて、コーヒーセットも置いてあり、お金を入れて自分で注いで飲むことになる。カップは小さ目ながらお替り自由と記載があって、ゆっくり楽しめる。