この後は、本日の宿泊旅館へ、バスの行程の都合でどうやら運転手さん、添乗員さんは新穂高の方に行くらしい。旅館は老舗で、サービスも良くて問題なかった。部屋は広くて冷蔵庫は機械式で持ち物を入れられないのがやや不親切。テレビは最新の薄型で地デジになってきれいでどこで見ても同じだ。風呂は脱衣場は広いし、風呂場はエレベータがあるほど広い。下に降りる形なのだ。露天も広さ充分だったが、上がって歩いていて右足の裏に小さい石ころ？を踏んだものか痛くなった。傷はないが、帰ってからもしばらく痛みは残ってしまった。

　　風呂は熱い浴槽と温めの浴槽があり、熱めで充分だった。洗い場の掛け湯の温度調整が上手くできないのは、どこの温泉でも同じ経験をするので仕方ないか。風呂上りに入り口外にある湧水を飲む、無味無臭で飲みやすい。

　少し休憩して、夕食へいつもはバイキングだが、ここは個別会席だ。既に時間前から来て食べているグループもいる。年寄りの多いツアーなので待ちきれないのが、必ずいるものだ。仲居さんがあちこちから呼ばれて忙しい。ご飯と味噌汁、飲物の注文、最後にデザートなど運ぶのがバラバラになるからだ。少しづつの料理で、楽しんで完食した。静かな平湯の夜は更けていくが、すぐに寝ていた。

 

１．バスで平湯温泉へ

時間：8:10梅田発〜新御堂〜吹田IC（8:30）〜名神、9:40〜9:55多賀SA、
　　　10:35一宮JCT〜東海北陸道、11:35〜11:55ひるがの高原SA、
　　　12:15飛騨清美JCT〜中部循環道
　　　12:20　高山西IC、
　　　12:40〜13:40 昼食、高山まつりの森　にぎり、パン2､ﾐﾙｸ、（持参品）　
　　　13:40発〜158号〜乗鞍ｽｶｲﾗｲﾝ、15:10〜15:55　乗鞍畳平、15:55発、
　　　16:30平湯温泉、旅館着、17:00〜17:30風呂
　　　18:30〜19:10 夕食 　会席　ｺｲｱﾗｲ、ｻｼﾐ、ﾃﾝｵｳﾗ､ﾁｬﾜﾝﾑｼ､ｽｷﾔｷ､ﾐｿｼﾙ他、１、ﾅﾏｼｮｳ

 　朝の天候は：曇り　　

  元々、申し込んでいたツアーは催行中止となり、止めていたが、たまたま他社のツアーがあるのが目について申し込んだものだ。今回は４８人で満員。バスは時間よりも遅れる。１組が１０分遅れてきたのだ。全員揃って出発、新御堂筋にでるまでは信号も長くてやや気になる。新御堂筋は信号が系統的にコントロールされていて、意外とスムーズに走った。そして名神の吹田ICから高速へ、ここも車は多いが流れはスムースだった。運転者さんは流石に上手い、急ブレーキ、急発進もなくて乗り心地は問題ない。

　多賀SAでトイレ休憩だが、車は多いけれど駐車場も広いので気にならない。次は、一宮JCTから東海北陸道に入り、車も少なくなる、再び1時間半でトイレ休憩で、ひるがの高原SA、眺めのいい場所だが、雲がかかって山波はよく見えず。そして飛騨清美で中部循環道に出て、高山西ICから一般道を20分ほど走り、高山まつりの森で昼食だ、以前は帰りに寄った場所で、この付近では観光バスの休憩になっている。他社のバスもきており10台はいたか。

　食事はオプションでバス内で先に申し込むが、今回はすべて申し込まなかった。食堂もあったが、持参した弁当で外の椅子で済ませる。同じことを考えている人も結構いた。ここには高山祭りの山車が展示してあるが、入場料が1000円とあり、たぶん入った人はいないだろう。ツアーの中には入場観光付もあるのか、団体券を買っているガイドさんもいた。やや長い休憩だが運転手さんの休憩時間でもあり、きちんと休み時間は取らないといけないのだ。

       ＊　上4枚は、ひるがの高原　　下4枚は、高山まつりの森

　

　　次は、今日の目的の乗鞍畳平まで乗鞍スカイラインで上る。車の流れは少なくて、シーズンオフなのだろう。雪の季節にはスキー客で賑わうか。紅葉はもう終わっているが、途中では鮮やかな色合いの景色もあったので、紅葉狩りはできただろうか。

　乗鞍スカイラインは、岐阜県側からの有料道路で長野県側からは乗鞍エコーラインがある。2010年からマイカー規制になり、バス・タクシー以外は入れなくなった。シャトルバスがあり便利である。２７００ｍ付近にある駐車場（畳平）までいけるので、「日本で最も登りやすい3,000m超級の山」「ハイヒールでも上れる山」とも称されているそうだ。

　スカイラインに入る手前で上の方が雲がかかっていて雨が降っているようだ。しかし、上がるにつれてガスになり雨はない。上空の冷たい空気と下方の暖かい空気で霞ができてしまっているのだ。ところどころ風の加減で霧が少ないところもあるが、この分では上に上っても何も見えないかと気を揉んだ。40分ほどか走って、霧が晴れていて空も見えるようになり、どうやら畳平は大丈夫のようだ。駐車場について見ると現実に山々を見ることができる。上の方は雲がかかっているし、遠くは霞んで見えないところもあるが、まあこれならば十分に景色を堪能できると判り喜ぶ。

　駐車場には、意外と車は少なくて広い駐車場は閑散している、途中で降りてくる観光バスに何台もすれ違っているが、もう降りる方が多くなったのか、15時頃だから帰る車はもうそんな時間なのだろう。我々は今日は近くに宿泊だから、こんな時間でもいいのだ。といってゆっくりする時間もなく、45分しかないと言われる。

　畳平の周辺には、30〜40分でいける魔王岳、大黒岳、富士見岳の３つの山がある。また、少し下に降りて花畑を見るコースもある。1周で20分くらいと言う。しかし、花畑には今は花もなく。両方は無理なので、一番近い山の魔王岳にする。結構、急な階段を上り、途中で２回ほど小休止する。最後の頂上付近は瓦礫の岩があって、やや困難なところもあったが、来た人は皆な上っているので上がった。

　風が強くて帽子は飛ばされるので持ったまま、一眼レフカメラも抱えているのでやや困難ながら、カメラを落すこともなく無事の上り下りする。もちろん頂上で写真は撮れたし満足だ。ヤッケを持ってきていて着ていたのは正解で、温度は８℃というが体感温度はもっと低かっただろう。３０分かかって魔王岳を往復し、後は急いで花畑を上から見て、土産屋を覗いて時間的に忙しかった。