このところ毎年、伊勢志摩方面へ旅行する。

　近鉄電車の利用で鳥羽駅か鵜方駅か賢島駅からホテルの送迎車を利用することが多い。

　今年は鳥羽駅から相差の方に行く送迎車で訪問した。既に何回か訪れている千鳥ケ浜のホテルなので珍しくはないのだが、海が目の前にあり海辺ゆっくりできる。今は静かだが海水浴シーズンは賑やかなところなのだ。

　鳥羽駅で送迎車の時間まで駅周辺を散策する。鳥羽港群の佐田浜は鳥羽駅から一番近いところにある。マリンターミナルから答志島など周辺の島との市営定期船がでている。

　駅近くには鳥羽マルシェがあり野菜や魚介類の販売をしているし、食堂もあった。周囲を見て回って時間を調整する。

　　　　　　　　　　　　　鳥羽マルシェ前　イルカ像と噴水



　送迎車のくる時間になって駅に戻り、乗車して25分ほどでホテルに到着する。今回ものんびり1泊して翌日はもう帰る。


　　　　　　　　　　　　　　　　ホテル

　　　　　　　　　　　　ホテル前　海水浴場



　帰りも送迎車で駅まで送ってもらう時間まで、余裕があるので海岸沿いを歩いて以前にも訪問したことがある神明神社を行くことにした。

　往復で45分ほどのところにあるのだ。神明神社の創立年代は不詳とあるが、社殿が建てられたのがはっきりわかるのは、残されている棟札から慶長14年(1609)の約400年前という。

　閑静な森の中にひっそりとたたずむ神社で、天照大神が主祭神として祀られ現在は二十六柱の神々が祀られている。

　　　　　　　　　　　神明神社　参道

　　　　　　　　　　　神明神社　説明

　　　　　　　　　　　　　　　本　　殿



　石神社（石神さん）はこの神明神社の中にあり、ご神体はその名の通り石で、御祭神には日本神話に海の神（綿津見命）の娘、神武天皇の母として登場する玉依姫命が祀られている。

　古くから地元の海女に信仰されていて、海に潜る際の安全大漁を祈願してきた。このことから「女性の願いを一つ叶えてくれる」という評判で各地から訪れる人もいるらしい。

　　　　　　　　　　　　　　　石神さん



　短い時間だったがホテルに戻り駅周辺の店で土産を買って帰途についた。